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お塩の製造や供給が 国家の重要な役割の一つであることは

古代から現代に至るまで同じです

食用最適塩 日本塩業の変遷と国民に及ぼした影響史 西本友康著
菜食民族を亡ぼすイオン化学塩
自然塩は、太平洋戦争敗戦の廃きょから、世界驚異のうちに、
不死鳥のごとく起きあがり、急速な復興をとげた日本人発展の基礎をつくった。
人類の文化史50000年、科学文明は日進月歩というのに、
人類の健康はいぜんとして低迷。これは、食物中のなにものかに不都合がある・・
と察せられる。それは、食用塩の内容の一大変革である。
幸いに私、食用塩の研究にあたること四〇余年。
塩質の適否が健康上、大影響をおよぼす。
このことに世界中の学者や医学者が気がつかず、
軽く考えているところに、人類の病気や悩み不幸が起きる
日本歴史に見られる寿命 ♪藻塩焼の藻塩の出現 
藻塩即ち食用最適塩の驚くべき効果 即ち古事記、日本書紀及び紀記
人体に必要な食用塩の要素  ♪植物にもミネラルが必要な実証   
ミネラルの作用について
日本塩業の変遷と国民に及ぼした影響史  その二

昭和四七年八月一日  西本友康 (1971年8月1日) 
はじめに、われわれ日本人、菜食民族を亡ぼすイオン化学塩
自然塩は、太平洋戦争敗戦の廃きょから、世界驚異のうちに、
不死鳥のごとく起きあがり、急速な復興をとげた日本人発展の基礎をつくった。人類の文化史50000年、
科学文明は日進月歩というのに、人類の健康はいぜんとして低迷。
これは、食物中のなにものかに不都合がある・・・と察せられる。
それは、食用塩の内容の一大変革である。
幸いに私、食用塩の研究にあたること四〇余年。
塩質の適否が健康上、大影響をおよぼす。
このことに世界中の学者や医学者が気がつかず、
軽く考えているところに、人類の病気や悩み不幸が起きる

世界の歴史より考証される。
専売公社は『海水中で人間に必要なものは、塩化ソーダ(NaCl)99%だけだ』と
イオン化学塩だけを認め、流下式自然塩を専売法で禁止した。
この考え方が正しいか否か、
自然食の見解では、
イオン化学塩は工業用塩であって、食用塩ではない。
むしろ日本人の健康を害し、国民を亡ぼす悪塩である
と断言できる。
海水中には、塩化ソーダなど雨で運ぱれた九二種のミネラル、13種の人工元素、
105種があり、このなかに希有元素も全部含まれている。
そのうち有害な塩化マグ、硫酸マグを除いたあと全部の諸成分が、
人体生理に絶対に必要な海水中の医療物質である。
これらを総称して、ミネラルと呼ぶ。
塩でも、陸地産の岩塩にはミネラルがない。
岩塩を常食する諸外国はミネラル不足を補うため、肉中に塩分、
ミネラルを貯えている肉食をする。
専売当局は、右の事情や歴史を知らず
『外国・文明国では
九九%の純塩でも害がないイオン化学塩も九九%の純塩だからよい』と
考えているようだが、
菜食する日本人を忘れている。イオン化学塩では菜食は成立しない。
菜食には自然塩、ニガリよりミネラルを摂ることが絶対に必要である。
塩には代用品がない。

世界最高のミネラルを含む塩、ニガリのできる流下式自然塩は、
世界中で日本だけである。右のようなイオン化学塩の害。
自然塩こそ食用最適塩(これ、私の命名)との論稿を、
昭和38年いらい塩業組合中央会の機関誌に七回にわたり展開。
塩業関係者および政治家諸先生に訴えた。
これを「不老長生の原理と実践法」(現代の仙薬を求めて)として、
まとめたのが本音である。いささかなりとも世間のお役に立てば幸いである。 

◎日本歴史に見られる寿命
日本歴史を考証し簡単に申し上げると
1.日本原住民土クモ族(コロホックシ)は製塩法を知らず、
海水を塩の変わりに使用、海水中の多量の苦汁(ニガリ)分の害と植物食の為、
五才前後で結婚、10歳前後で身長も3尺位で老衰死した。
四二年八月頃のテレビで阪大の学術探検隊が某地で、
この民族を発見した報道があった。これは現在でも実現出来る事実である。

2、貝塚族、土クモ族が海水産の貝殻を発見し食用として、
貝の蛋白質の為、海水中の苦汁の毒が緩和され、
身長、五米(約五尺)10才前後で結婚し二十五才位で老衰死した。
この時代に石器土器が発見されたと考えられる。

3、大和民族時代
支那印度には岩塩の産出があり、苦汁分は含まれないがミネラルも無い、
然し二〇才前後で結婚し五〇才位で老衰死した。勿論岩塩病に患った。
然し貝塚族より長命の為早くから文化が起った。
日本の歴史は二千五百年だが印度支那エジプトは五千年の文化史があるが、
その原因は塩である事が判明する。
日本の貝塚時代の末期に、岩塩を食べて居た文化人が九州に上陸、
日本に岩塩が無いので海草を焼いて藻塩を造りて食べ、
苦汁分は焼却時の温度で加水分解し、酸化マグがスイマグとなり、
塩分、ヨード、カリ、カルシウム、ミネラル、ブロム、活性炭を含んだ塩の為に、
百才以上長命し、体躯雄大、霊感の優れた人々が生れた。
この人達を八百万神と呼び、その子孫に神武天皇、
127〜仁徳天皇迄百才以上長命の歴史を造った。

4、然し神功皇后の韓征伐の折、彼地より揚浜法の塩田が移入され、
苦汁分の二〇%塩分八〇%の塩が出回り、苦汁の害で人生百年が五〇年となり、
終戦前迄早熟早老の日本国民が生れた。
平安朝の源氏物語では光源氏が八才の姫を結婚の対象にして居り、
徳川期にはいっても10才で結婚の記録が散見され、
明治に入っては、やや苦汁分の少ない塩が供給され、
16、17才、大正18才、
終戦後の日本では二〇・五才の結婚時期を迎えて居る。
勿論人生五〇年が七〇年になろうとしているのはこのように
塩の質のなすわざが考えられる。
上代日本原始民族は製塩法を知らず、海水を塩の代わりに使用した為、
苦汁の害で栄養失調症にかかり、五・六才で結婚し、10才位で老衰死した。
当然体も小さく、この時代を「土クモ」時代と私は解釈した。
次にこの人達が海中の貝を食する事を発見し、
貝の蛋白質で海水中の苦汁の害が緩和され、10才位で結婚し、
三〇才位迄生きられるようになり、体も五尺以上に発達し、
石器土器や、狩をするようになった。この時代を貝塚時代と考える。
この時代に、九州に岩塩を食して苦汁の害を受けないで、
五〇-六〇才迄生きる文化的な民族が上陸した。
日本は岩塩が無く、海水は有害である事を知って居たこの人達は、
遂に海草を焼いて藻壇の製造に成功し、
岩塩食ではミネラルが無い為、ガン成人病にかかり、
五○〜六〇才で死ぬところが、藻塩中のミネラル、ヨード、加里石灰分、プロム、
活性炭等の有効成分の為、100才以上長命し頭脳良く、神の如き人間が生まれ、
後世八百万神と尊称された神達が出現した。
この子孫が神武天皇で土クモ族、貝塚族に藻塩を与え、
又は作り方を教えるなどの方法で、大和朝廷が誕生した。
この藻塩を藻塩焚と呼ぶ。

◎藻塩焼の藻塩の出現
この藻塩により、土クモや貝塚族は栄養失調症からまぬがれて、
心から朝廷に悦服したが、ここに困った報告が大和朝廷を驚かせた。
奥州の忽那関より北では、教えられた通りに藻塩を造ったが、
食用にならぬと言い、東北の貝塚族は相変らず栄養失調症が治らず、
年中多病、30才位で老衰死するのを救けて欲しいと言う。
朝廷では周防長門で塩焼の頭に任じて居た塩推之神、
又の名、勝国勝長長狭神、塩土翁、泥土煮神を東北へ派遣して塩造りを教えさせた。
塩土翁は最初藻塩草を乾燥して焼却し藻塩を造ってみたが、
真黒い灰でとても食用にならなかった。
塩土翁は種々苦心して、藻塩焼方法を考案された。
その方法を塩釜由来記に基いて解説させて戴くと、
塩根見の翁、老女は塩土翁の命で、海底より藻塩草を苅った。
この人達は海草を浮島の如く苅り集め、
塩釜様のお供の、四神を初め現地人の人達が丸木舟に積んで、
日和が浦の藻塩場(今の塩釜市の築港の地)に漕ぎつけ、藻塩草を乾燥した。
この時藻塩焚の場合は海水を掛けないが、藻塩焼の場合は海水を七度を繰り返した。
原住民の人達はこれを焼いて荒塩灰塩に造り、俵に入れて舟に積み、
七釜初出の浜(今のお釜社のある処)へ漕ぎつけ、
七釜の老翁老女等はこれを浜辺に引揚げた。
奥津彦の老翁老女は七つの竃を造り、荒塩の老翁、多礼塩の老女達は、
灰塩を水で瀘過し、多利水即ち藻垂(もだれ)を作った。
(藻垂れという言葉は入浜塩田時代迄残っていて、憶えている人もあると思うが、
その起源はこれである。)
多利水を七つの壷に入れ七つの土釜に汲み入れ、お供の人達が盛んに火を焚いた。
原住民は歌い興じながら、この仕事を手伝ったという。
塩造りを手伝つた人達は老人であったと記録にあるが、
実際は二〇才代の若者で、海水中の苦汁の為、六〇才以上の老衰した姿でした。
この塩造りを現代的に説明すれば、藻塩草を苅り、再三海水を掛けて乾燥し、
乾いた塩分の付着した活草を焼いて灰塩を作り、
淡水で瀘過して鹸水を造ってこれを、土で造りた釜で焚いて、
白い塩を造った事になる。
土で造った釜は大発明であったので、塩釜の地名が生れた。
塩釜様を泥土煮神(うひぢち神)と言うのも当然と考える。
この釜の作り方は、藤枝で直径1米位の笊の骨組を作り、
これに粘土気があって火に強い土(塩釜地方には多い)を水で練って厚く塗り付け、
乾燥後、軽く焼いて造った土釜で、
鹸水を入れても粘土が溶けないようにするには仲々の技術が必要で、
私も造った事があるが、十分乾いて無いと、火で焼くと一度で破れてしまう。
この土釜は明治初年頃迄、鹿児島県では網代釜(あじろ釜)と呼ぴ使用されたと書う。
藤枝の代りに竹を使用したのでこの名があると思う。
実際には土釜は使用中スケール等の為、過熱で亀裂を生じ、
鹸水が漏れる場合、貝塚の貝を焼いてカキ灰を水で練ってすり込んで止めた。
このカキ灰使用は石釜、平釜時代にも応用された。
この方法で出来た塩の成分は、塩灰を淡水で瀘過した為、
苦汁分が少なく塩分九○%、ヨード、プロム、加里、石灰、
ミネラルを含有するとともに、
苦汁分中塩化マグは海草焼却時の温度で加水分解され酸化マグとなって無害、
硫酸マグは鹸水漏洩止めに使う酸化石灰と化合して
硫酸石灰と水酸化マグに変わり無害となり、
苦汁の害の無い、ヨード、ミネラルを含んだ塩化曹達の多い塩が出来た。
私の主張する食用最適塩が出来たのである。
塩釜様の得意振り、原住民達の喜び様は筆舌に尽し難かったことが想像出来る。
この成功は大和朝廷に報告され、
真白い塩が献上され、朝廷を驚かせ、この製塩法は日本各地へ伝渡して行った。
この良い塩は当時の国民へ素晴らしい影響を与え、
神武天皇以来仁徳天皇迄の現代人の信じられない様な奇跡的な時代が作られた。

◎藻塩即ち食用最適塩の驚くべき効果 即ち古事記、日本書紀及び紀記
神武天皇 127才、孝照天皇114才、孝安天皇117才、開化天皇115才、
崇神天皇120才、垂仁天皇140才、景行天皇140才、成務天皇107、神功皇后100才、
応神天皇111才(古事記では130才)、仁徳天皇111才(天皇紀では140才)臣下として
武内宿禰は、景行、成務、仲哀、成神、仁徳各天皇に大臣として仕え、
307才迄長命した記録がある。
然も応神天皇91才の時、武内207才で「づくの」宿禰を生み、
履中天皇二年に「づくの」宿禰112才で執政となって居る。
景行天皇は身長10尺、脛四尺一寸であらせられたと言い、
御子日本武尊も身長10尺、反正天皇九尺五寸、後年阿部の貞任身長九尺五寸、
弟宗任小さくて六尺五寸あったと記録がある。
神功皇后、応神天皇(八幡大菩薩)は今でも国民に親しまれて居るが、
忠実では仲哀天皇八○才で即位、神功皇后二三才で皇后となって居る。
驚嘆すべき若さで、応神天皇が生まれた時は天皇九二才、皇后三一才であつたと言う。
なお当時の天皇は頭脳明晰、世界最終戦争を予言した石原完爾将軍の解釈によれば、
「上代に於ては直感力鋭敏にして霊界との交通は盛んに行われた。
御杖氏等は明瞭にそれを示して居る。
日本の霊感のあった時代は第10代崇神天皇以前で、
その頃は天照大神、宝受大神の二柱とも、宮中に住まわれ、
天皇と常にお話されたものである云々」以上を総合していえば、
当時の藻塩、食用最適塩を食ペた時代は
1、100以上長命した。勿論「ガン」など無かった。しかも九〇才以上でも
  子を生む力があり、その子も100才以上長命する立派な子を生んだ。
2、体格が立派で六尺以上の人々が多かった。今日の五尺代の日本人は伸びる余地がある
3、脳カ強く霊感力のある人達が生まれた。
この人違が生まれた原因を各方面で研究したが、学理上、藻塩である事が判明した。
今後その理論に基き、現代式の藻塩即ち食用最適塩を工業的に作れば、
大した発展が期待される。
その予想される効果は
1、小児マヒ、ガン、成人病、肝臓病、若禿、若白髪等の病気が無くなる。
2、日本人が菜食しても、西洋人以上の優秀な体格、健康を保持し、現在の如き、
  体格貧弱、不健康な日本人を無くする。
3、頭脳カ明晰にして100才以上長命する日本人を造る。

●良塩は健康の素
当時の藻塩、食用最適塩を食べた時代は、
〇一〇〇才いじょう長命した。むろんガンをどはなかつた。
 しかも九〇才いじょうでも子を生む力があり、その子も一〇〇才いじょう長命する、
 りっぱな子を生んだ。
○体格がりっばで、六尺(一八〇センチ)いじょうの人が多かった。
 いまの五尺(一五〇センチ)代の日本人は伸びる余地がある。          
○脳力つよく、霊感力のある人たちが生まれた。
 この人たちが生まれた原因を各方面で研究したが、
 学理上から藻塩であることがわかった。
 こんご、その理論にもとづき現代式の藻塩、
 すなわち食用最適塩を工業的につくれば、大きな発展が期待される。
 その予想される効果は、
 ●小児マヒ、ガン、成人病、肝臓病、若ハゲ、若シラガなどの病気がなくなる。
 ●日本人が菜食しても、西洋人いじょうの優秀を体格健康を保ち、
  いまのような貧弱を体格、不健康を日本人をなくする。
 ●頭脳明敏にして、一〇〇才いじょう長命する日本人をつくる。
食塩の質の良否が、国民におよぼす影響はまことに重大である。
今日のごとく科学の進んだ時代にも、
『優良食塩は純塩化ソーダなり』と考えている人たちは、
一日もはやく自覚していただき、食用最適塩を国民に供給して、
ガン、成人病を追放するとともに、世界の平和を指導する、
体格健康、脳力ともに優秀を日本人出現を願ってやまない。

◎人体に必要な食用塩の要素
地上に雨が降れば、雨水は地上のあらゆる有機無機物を少量宛溶かして海に流入する。
金銀鋼鉄鉛等の諸鉱物も、雨水に少し宛溶ける、これらを総合してミネラルと呼び、
現在海水中に100余種発見されている。
降雨作用は地球始まりて以来、何十万年もの間、地上のミネラルは洗われ続け、
地上のミネラルは海に流入している。
陸地に住む生物は、失われたミネラル類が無くては完全な生活機能が営め無い、
これに地上の生物が塩が欲しいと言う本能が生じた。
私は製塩業を
「地上より失われたるミネラルを海より回収する産業である」と定義した。
当然塩化曹達に少量の石灰分を混じた上質塩では、食用最適塩で無い事が判る。
科学上ではミネラルを微量要素と呼び、
生活体には全部のミネラルが必要と説いている。
植物学者の報告では、
「ミカン」の木にマンガン一種類が不足しても実がならぬと発表している。
当然食用に最適な塩は、
ミネラルー切を含み苦汁の無い塩化曹違という理論が成り立つが、
日本近海は海草が多く日本塩はヨードも含まねばならぬ。
なお将来、
成人病を治す薬が発見されるとすれば陸上になく海水中にあると断言出来る。

植物にもミネラルが必要な実証
流化式塩田出現以来、塩害問題が騒がれているが、
直接植物に鹹水飛沫がかかると葉が塩で傷むが、
それは一部であって実際には、
従来の塩田付近の禿山も近頃は木が青々と良く繁るようになった。
特に「ミカン」は島以外には出来が悪いという定説を破り、
塩田付近の芋畑はミカン畑に変じて素晴らしいミカンの出来映えで、
収穫高から言うと、ミカン畑は、1反1百万円の価値があると言う。
米麦も良く出来るようになり、これらは、鹹水飛沫のお蔭と百姓は知っている。
困ったことには路傍の草は、以前は五寸位しか成長しなかったが、
流化式以来はすぐ三尺位成長して弱ると言う。
植物にも海水還元が如何に必要なのかが事実で物語っている。
単に塩化曹達だけでなく、ミネラルを含んだ海水を植物は欲している。
将来、塩やミネラルを含んだ人糞を使わぬ日本農業は、
塩分やミネラル不足で老朽田となる事が予想される。
これには海水よりミネラル補結が当然必要で、それには苦汁利用が考えられる。

◎ミネラルの作用について
海水中にある百余種のミネラルは人体内でどういう働きをするか調べてみると、
食物を分解して人体内の老廃物を完全に排泄処理する主役をつとめるのが、
ミネラル及びヨード、海水中の酵素である。
人体の健康を害するものは新陳代謝の異常と再生力の減退である。
人間の生命現象とは、物質代謝作用の別名とも言える。
この代謝の主要の役割は生命の存否を決する。
又各種健康法を研究して見ると、
三食を二食にせよとか栄養を摂ると肥る故制限せよ等を、
金科玉条としているがこんな事では長生出来ぬ。
これは四〇才すぎると体内の新陳代謝が衰え、
壊るべきものが体内に溜る、丁度便秘した状態と同様に、太ってくる。
この衰えた新陳代謝を盛んにするのがミネラル、ヨードの働きである。
これらを含んだ藻塩などを食べると新陳代謝が盛んに起り、
老廃物を追い出すとともに、
減食の反対にどんどん栄養を摂り体内諸器官を新しくする、
これこそ長生の根本で、スターリンも長生法を三○名の名医に研究させたが、
出来なかったが、二千年の昔われらの祖先は藻塩によってこれを実現し、
九三才で立派な子を生む体力は、ミネラル、ヨードの働きであることがわかる。


法華経に説く健康法

近来、法華経を信仰する人が多いが、ただ如説修行とか読詣、解説、書写、経巻を読経するだけの方法では、
催眠術的効果のみを得られるにすぎをい。
法華経に説く健康法を実行して、健全を身体とをれば健全を精神が生まれ、正法を得れば即座に仏となれると考える。
 法華経は、妙楽大師の釈に『総て如来の寿命は海中にあり』
生きながら仏となるには「海の宝」を食べねばなれぬとあり
私は寿量品の大意は、地上のすべてのものに永遠の生命があるのは、
失われたものを補う、循環が正しく行われることが大切で『妙』とは蘇生の義をり、と解する。
 降雨で洗われたミネラルは海中にある。
これを還元し、食べねば人間、動物はもちろん草木まで完全を生理が行なえぬ、仏になれぬ。
 これが、釈迦の説く健康法と考える。
法華経いぜんの教えでは、女は仏にをれぬと説くが、法華経提婆品では、
童女成仏、八才になる童女が海の幸、(如意宝珠)を得て成育したため、
文殊の法話をきいて即座に仏性を得たと説いている。
私の解釈では、太古、塩を運搬上、宝珠形の塊とした。
童女が成仏の証に釈迦に奉った宝珠は、黄金やダイヤでも宝石でもをい、食べてもっともよい塩や藻塩であった。
と研究結論した。疑う人には、あなたが山中に住み塩がなくをったとき、
黄金やダイヤ、宝石がよいか、塩がよいか?かならず『塩』と答えると思います。

草木皆成仏 菜食原理

 法華経は『人間のみならず草木まで仏とする』と説く、驚くべき話です。
人間によい塩はとうぜんだが、釈迦は、草木にも雨で海に運ばれたミネラルを回収し与えると、
草木も完全を生理が行をわれ成仏し、これを食う人間もミネラルのある完全を菜食が行なわれ、
健康体となり菜食で成仏する。と解することができる。

敗戦後の塩革命回顧

 太平洋戦争までの日本人は、二ガリ分一五%ていどの塩を食べ多量二ガリの害で、
国民平均寿命は四〇〜五〇年、腎臓病が死亡原因の第一であった。
 敗戦後五年ごろから、専売公社の指導よろしきを得て、真空式製塩の普及、ついで流下式塩田の完成とあいまって
日本の歴史上かってなかった二ガリ分を減らした二ガリ分の適度を食塩が出回り、国民は二ガリの書から解放された。
 腎臓病の急減、頭脳、体位の向上とともに産業界の大発展が招来された。
 ところが、昭和四六年塩業近代化臨時措置法によって、流下式塩田は廃止された。
代わって西洋の岩塩同様のミネラル、ヨード、酵素のをい、
ニガリ分を塩中よりぬきとった塩化ソーダ九九%いじょうの食塩が出回り、
ガン、成人病、小児マヒ、肥満病、若ハゲをどの諸病が多発している。
 恐るべきは、西洋での岩塩病の末期症状である頭脳混乱老の出現が、
日本にも迫っていることを予防する必要がある。
大阪の釜ケ崎騒動、学生のデモなどこれらは、政治力だけでは防止できをい。
ミネラルを含んだ良塩の供給が、ただひとつの解決策であり、ガン、成人病の予防も同時にできる。

流下式塩田誕生の実際

 ここで、流下式塩田のルーツを述べる。
私は製塩技術の研究こそ大切と思い、昭和一二年朝鮮総督府の水産局長をしていた叔父をたよって
遠く仁川塩田を視察した。
 仁川専売局出張所でもらった案内書によると、明治まで朝鮮は入浜塩田で、関東州の塩価に対抗できない。
総督府は奥技師を呼んで調査させた結果、朝鮮でも天日製塩が成立すると仁川で一ヘクタール試験し、
大成功をおさめたという。
 当時は、南洞、祖来と三〇〇〇ヘクタールの天日塩田開発中であった。
私は日本でも粘土の天日塩田が成立する。ただし、多雨のため斜面にする必要がある。
帰国して、これを『塩業の友』誌に発表した。
 それから悪戦苦斗をつづけ、昭和一七年、当時の仙台地方専売局長、神出憲太郎氏の援助で塩釜様の地元、
東名塩業(宮城県)で成功の確信を得た。
 昭和二七年、扶桑塩業(香川県)の私の塩田で、粘土の斜面塩田に枝条架を併用し、
ついに一ヘクタール三〇〇トンの生産に成功し、『塩業の友』誌にも発表した。
当時、専売局は一八〇トンが最高と発表していた。
 流下式製塩は、入浜式塩田にくらべ生産は二倍から三倍、労力は一〇分の一に能率化され、
ニガリも数%いかで従来の約三分の一になった。

化学塩を考える

 ここで化学塩を考えてみたい。世界の定説では、人体の体液、血液、羊水の成分は海水成分とほぼ同じである。
外国の歴史では二〇〇年まえまで宗教の関係で
『岩塩と菜食』の時代にガン、成人病、若ハゲ、若シラガ、肥満病と貧血型、
良識を失をい宗教裁判、魔女狩りをどで狂った時代がつづいた。
日本に帰化した小泉八雲先生の研究では一八世紀に世界をゆり動かす産業革命が起きた原因は、
ミネラルがない岩塩とミネラルのある肉が結びついたハム・ソーセージの発明で
良質の塩分が摂れるようにをった食物革命−。
 しかし、日本のように、岩塩と同質の化学塩と菜食では西洋史のごとく暗黒時代がくるぞ。
と私は一〇数年まえから訴えている。果たせるかを五年まえより化学塩では予想どおりの暗黒時代です。
 仏教でも『岩塩と菜食では地獄道』と説いている。
魚肉にはミネラルをく、動物の肉は陸上生活でミネラルを貯えており、
肉食すれば岩塩を食べてもミネラルが摂れ、今日までの西洋の肉食文明は、発明力はあるが
『肉を食うて戦う』修羅道の人たちを生んできた。
 キリスト教は『肉を食べて戦うよりも、菜食で平和を』と説く。
じつは、戦後二〇年の日本の大発展は、世界一の流下式塩と菜食で、理想国が誕生していた、大発見である。

高純度の塩は発育不良を起こす

 海洋科学誌によると、アメリカ畜産界では動物に純塩を食わすと、
難産、流産や奇型、発育不良を起こすので鉱塩(ミネラル配合塩)を与えている。
 日本でも、数年まえ乳牛に化学塩を食わし、
全国で何万頭もの奇型、難産、流産が発生、いらいこガリ分のある天日塩、または鉱塩を与え小康を得た。
 かって、読売新聞の報道によると、全国女性教師の四〇%は難産や流産、出血が止まらぬ症状がみられたという。
動物に食わして起こる症状は、人間にも起こる、とうぜんである。

実例種々相

○ミドリの黒髪を誇った日本人は、いまや茶色、ちぢれ毛、若ハゲ、若シラガが多くなり、
 汚い髪の国民となったヨード不足が原因は明らかだ。
○ヨード不足は知的能力をよわめ、脳へ酸素を供給する能力を失なうと、
 昭和四八年WHO(世界保健機構)は発表した。スイスで起きたクレチン病も起こるだろう。
○いまの、学童学生の異常行為は、教育が悪いのでなく化学塩食で、ヨードやミネラルの不足だ。
 教育者も気づかないのが残念だ。
○数年まえまで自然塩食の時代、日本の学童の理数科の成績は世界一であった。
 だが、いまやその成績は問題にならない。
○脳力のよわい子供、自閉症、自殺学童の激増。
 大人の社会でも、愛情欠乏症の母親が赤ん坊を殺し、捨てるなど日本歴史にない残虐行為が続出。
○『美しい娘なし』ノストルダムスの大予言の根本は、彼女はながいあいだ、『塩なし』で美しさを失ない、
 処女の輝きを失なう=だ。『塩なし』とは、新陳代謝を起こす成分のない塩だ。
○自然塩時代にくらべ、女性が急激に老人化するため、結婚年令も二五才くらいから、
 いまでは早婚になり、女子高校生の売春問題ともなる。
○化学塩には、汗や尿の成分がなく、運動、入浴、飲酒で発生した熱の毒が汗から出ず。
 マラソンで急死、学園祭で酒飲み急死、温泉入浴で湯あたり症続出となる、要注意。
○ソ連の運動選手は、岩塩とウラジミル鉱水を飲む。外人はウイスキーに、かならずミネラルウオーターを用いる
 ミネラルのない純塩でつくった、味噌、醤油、漬物はミネラルがない、かえって体内のミネラルを奪われる。
 化学塩を食べ、重労働の農作業で汗を出す、全国三〇〇〇万人のお百姓さんは、湯あたり症に似た農夫病に苦しむ。
○化学塩は、カリ、カルシウム分なく、骨の折れやすい人間や動物をつくる。
 とくにカリ分がないため、使いすぎや注射手術部にカルシウムが沈着、パルソニー病を起こす。

過酸化脂質脳出血追放

◎海水には、キズ、タダレ、出血を治すホ一素を含む九二種のミネラルがあるが、
 化学塩になく、かえって体内にキズ、タダレをつくるため、悪菌によわい国民をつくる。
◎海水中には、魚貝、プランクトンの脂肪やタンパクを消化する『海水酵素』があるが、化学塩にはない。
 脂(あぶら)は過酸化脂質となり血管に滞り、心筋こうそく、脳卒中など多発。
次ぎに同酵素について詳述する。

海水の酵素発見と肥満病

 太平洋戦争まえまで少なかった肥満病が、今日ではガン、成人病とともに、大人はもちろん小学生にも広がった。
運動不足と過保護、栄養の摂りすぎからと厚生省ではみている。
 私の研究実験では、戦前と戦後に大きく変わった食物をさがせば原因がわかる。
その食物はなにか、医者も学者も気がつかない、いまの純度の高い塩が原因だ。
 戦前の塩は、二ガリ分とミネラル、海水の酵素が含まれていたが、
今日の精製化学塩はニガリ分を、食塩中からぬきとったため、
ミネラルや酵素も、ともになくなって薬品にちかい純食塩が市販され、
ガン、成人病、肥満病、やせすぎ病(低血圧症)若ハゲや若シラガなどが起こった。

海水の酵素研究経過

 この酵素につき、アメリカのクレエン医博が、その健康上におよぼす重要性を力説、
この酵素を海水から抽出できず、海水を飲むよう宣伝していたが、海水中には多量のニガリ分があり、
腎臓をいためる、不成功かと予測できる。
 私の研究では、この酵素は海水一トン中に一グラムという微量で、
私のあらゆる研究でも、海水中から抽出困難であった。
が、霊感により上代の古医書から、海水の酵素を含む塩草を知り、塩草をさがし栽培の適地を求め、
塩草エキスをつくり実験に実験をかさね、じつに三〇年の年月を経て完成した。
近代科学の学会にも知られていない酵素であった。

海水の酵素実体

 降雨で、地上のミネラルはもちろん、地上の酵素類は海中に流入し、
海水の塩分や既存の海水酵素と結合して、この酵素ができている。
 海水中には、無数のプランクトンや魚貝類の死体ができるが、
この酵素で分解され海草の肥料やプランクトンの食料とをる。
このため海水は清澄、この酵素がないと、海水はドブのように悪臭を放つはずと考えられる。
 海水酵素は陸上酵素と異なり、澱粉を分解する働きはなく、脂肪タンパクのみ分解する働きがある。
人体内では、従来の脂肪分解酵素リパーゼでも分解できない体内脂肪を分解して、
尿として排泄するすばらしい働きがあり、肥満者を二、三カ月でやせさせる特効がある。

海水の酵素歴史的考証

 私は健康治病の研究は、人類五〇〇〇年の歴史から考えて歴史的実績、
これを文証と呼び古書の記録より察せられ理証と申し今日の進んだ科学理論で説明できる必要がある
次ぎには現証と申し、じつさいに有効であるか否か、この三つが大切だと確信する。
海水酵素の抽出に困ったとき、上代の医書、本草綱目(中国の薬物書)で塩草を知り、
扶桑の東千里女国あり鹹草を食す、その効能は、溺をウルホシて班腫の毒を消す。
いまの言葉でいうと、肥満の毒を鹹草を食べると、尿に下ししまう。と解明できる。
また別書で、中国の周のとき、倭人鹹草を貢物とす。
周の帝は天下太平の兆と喜び、この草を祖先の廟に供え、盛大なお祭りをしたことが書かれている。

顕宗天皇三枝を嘉納

  新撰姓氏録には、顕宗天皇のとき臣下がこの事を奉ったところ、
天皇は周の故事にもとづき、めでたきことと、その臣下に三枝(さえぐさ)の姓を与え、三枝部の連と呼ぶとある。
この事は貝原益軒の大和本草には各三葉に分る、茎すこし紅し、小さきは紅からず、味鹹し、とある。
各書では塩草、鹹草、神事、福草、三枝と別名がある。この事は三つ枝でできており、この名がある。
 各書とも、不老長寿のめでたい草と書いてあり、陸草だが海水の浸透する土地でないと生育しない。
私はこの草をさがし、適地を求めて苦心し栽培、あまり多くないが実用に支障ないほどできた。見

海水の酵素効果 

 この塩草は保存がむずかしく、晴天に乾燥し煮てエキスを抽出、乾燥粉末か固型の丸薬状にする。
ふつうの人でも小量食すると、
○ほどをく、目がよくみえるようになる。これは酵素が体内に回り、目の脂肪を除くため、この反応が起きる。
○食欲が起こり、食物が美味に感じる。民間健康法の大家に試食たまわったところ、食欲増進剤だと命名された。
 胃腸の内壁脂分を、この酵素が大掃除するため消化が増進される。
○肥満者は、常人の三倍ほど食べると、腹部の脂肪がドンドン除かれ腹が小さくなる。
 顔きはあまり変化がない。三カ月いじょう連食すると、常人同様にやせられる

塩草は海水の酵素を含む

 この草は、海水が浸透する土地に生育する特性がある。
根は海水の有害二ガリ分を除く、塩分、ミネラル、酵素を吸いあげ葉に送ると、
水分は蒸発し塩分とミネラルおよび酵素が葉中に残る。
そして、塩分は多少、雨水で溶け除かれるけれども、
海水のなかのニガリの害のをい塩分とミネラル、酵素を含んだ草でこれを食べると、
まさに不老長寿の神草と考える。キリスト教のメノラーである。

三枝酒 三枝製品に成功

 私は、米も稲ワラより実が尊い、ということから『三枝草の実が尊い』と考え苦心して採集した。
三枝の実〇・五グラムを一日三回飲むと、老人は若返り記憶力回復に大効がある。
三枝の実−五グラムを四〜五デシリットルの水で焚き、エキスを出して三五度の焼酎一・八リットルを加えると、
すぐ三枝酒ができる。
これに甘味を加え、適当に薄めて適量飲むと、新陳代謝がさかんになり、
血管が細くなり掌は若々しく、休も若返って青年のごとくをる。二日酔いしない長生酒ができる。

不老長寿の素ミネラル水

 世界の長寿者の原因は、フンザ、コーカサス、ビルカバンバも、
同地方に湧出するミネラルウオーターであると世界の学者は認めている。
日本には、ミネラルウオーターの湧出はない。
 フランスのルールドの奇蹟の泉は、難病者がドンドン治るので有名。
ソビエトの運動選手は、試合前後に 『黒い岩塩とかならず持参のウラジミル鉱水』を飲む、
試合に強い原因は、ミネラルウオーター飲用です。

甘露水

仏教では、観音さまのもっている浄瓶中にある水は、甘露水、
じっはミネラルウオーター、人間はもちろん植物も生かす働きを説いている。

ミネラル水の成因

 太古、海が隆起し海水が蒸発、岩塩ができたとき、
海のミネラルを含んだニガリ分は重いから地中に沈み、
地熱で焼け焼塩の原理で菱苦土鉱やマグネサイトができる。
雨水が浸透この鉱物を溶かし、泉となって出る。
この泉が分析出来ないほど微量のミネラルを含んでいる。
フランスのルールドの奇蹟の泉も同種であると考える。

世界一ミネラル水の素開発に大成功

  私は、数一〇年にわたる塩の開発研究の結果、手もちの流下式塩田産ニガリを焼塩法、
炭酸ガス応用でこガリの害を消し、液体の粉末化に成功。
『ミネラル水の素』を創成した。

用い方と効用

 水一・八リットルくらいを焚き、カルシウムを湯アカとして除いた液に、
本品四〜五グラムを入れ上澄液を飲む。
ヨードを含む世界一のミネラル水です。
夏は一日一・八リットルくらい飲み、コーヒーなどと併飲すると尿が驚くほど出る。
体温かく体内の結石が溶け、腎臓生き返り体の毒が出て健康増進。
 浴用、家庭フロに本品一〇グラムくらい入れ入浴すると体の毒が汗から出る。
皮フからミネラルが浸透とくに肥満者は、『食用最適塩』五グラムくらいを宴の中で溶かし、
体内に塗ると生魚に塩するごとく、体内の毒を汗としてドンドン出し快調、
洗い落とし入浴を二、三回実行すると、ムクミが去り浴後をがく体温かく、
湯あたり症など絶対に起きず入浴するほど若返る。
 世界一の霊泉浴が自宅ででき、新陳代謝が起こり、どんな病いも治る。
寝たきり病人も右液でタオル湿布すれば、快調、貧血追放。
廃湯を野菜の葉面に散布すれば、おいしい作物ができる。

食用ミネラル

西洋史を調べると、一七世紀上期に、ガンに効くマグネシアという秘薬があり、効果があったが製瀧は秘密であった。
当時はミネラルのない岩塩で菜食しており、ガン、成人病など多く、良識を失をった国民を生み暗黒時代だった。
いまの日本でも、ミネラルのない化学塩では右の諸病やマグ、チンア不足で筋無力症やベーチェット病の原因となる
私は、海水中の医療物質の抽出に成功、マグネシアに海水中のミネラル、
とくにホー素および海水中の諸成分を吸着させたのを『食用ミネラル』と命名し、驚くべき成績をあげた。
人体の出血を止め、キズやタダレを治す特効がある食べてはマグ、チンア不足を補い、人体に不可欠の食品と確認。
 筋無力症、パーキンソン病などのほか、声帯のキズ気管のキズを治すため、ゼン息によくタンを除く。
人間が死ぬとき、ほとんどの病人はタンが詰まり死ぬ。タンが詰まらねば死なぬ病人は多い。
内臓諸器官もキズができると、化学塩食ではキズが治らず、ガンや潰瘍とをる。
『リーダースダイジェスト』誌によると、マグネシアは葉緑素のもとであり、
働きは、口のあいた傷を消毒し、蓄膿症を軽くし、頭痛、カゼを消す、とある。
 リヒアルト博士は『緑(マグ、チンア)の奇蹟は、生命の神秘自体と密接を関係がある』と発表している。
テンプル大学では 『この緑の液は、動物の体、細胞の壁をつよめる作用がある』と実験し
『本液が生体組織にふれると、細胞のの抵抗力を増し、細菌類の成長を抑圧するようにみえた。
口の閉じた傷の内部で、空気の適わぬところのみに生存するバクテリアを敗北せしむる』と発表。
体内のキズが治ればガンはじめ、難病予防ができる。
日本人の体験で、海水浴で負傷してもすぐ治る、因幡の白ウサギも海水でキズを治した。
海水中にキズ、タダレを治す働きがある。

海のミネラル

漢方に竜骨があり、異物は瀬戸内海より出土するマンモス(香川県岡山県の間にとくに多い)の骨が、
昔よりガンや血止めに特効ありと伝承されている。
私の研究では、カルシウムにホー素を含むミネラルが吸着したものと、
海水産のカルシウムにホー素を含むミネラルを吸着したものを『海のミネラル』と命名した。
『食用ミネラル』同様、出血止めキズ、タダレを即座に治す特効あり。
 飲めば声がよくをり、伝染病の予防にもをる。
 私が、右の試験・実験をくり返していたとき、
たまたま愛媛県松山市昧酒町の松本永光氏(フロの研究家)が、
私方へ海水の酵素の研究にこられ本品をもち帰られた。
本品を家庭フロに七グラム入れ、かきまぜ入浴してみると、
 ○浴後、二〜四時間も体がポカポカと温かく快調。
 ○負傷が、二日くらいの入浴で早く治る。
 ○手や腕の太い血管が、細い若々しい血管にをり、壊れが早く治る。
などのことがわかり電話で報告してくれた。私も実験、同様のことを確信。
入浴後に湯ぎめや湯あたりをどのをいことがわかり、毎日、ときによっては一日二回入浴している
 家庭フロは、大型は約一石(一八〇リットル)、小さくて約七斗の水量に七グラムの本品を入れると効果がある。

 ●藻塩 ●藻塩液  101ページ

●藻塩 現代人は、一般に微量ミネラル不足および
カリ分不足で成人病になりやすい体質になっている。
その一因は、白米食や白砂糖、純塩の摂りすぎから。
私は多年研究の結果、
良質昆布を高温焼却、微粉化に成功、微量ミネラルを豊富
に含む『藻塩』を完成、予防に役立てている。
ヨード、カリ、カルシウム、プロム、マグネシウム、
活性炭などを含み、塩分の三倍いじょうのカリ分を含んでいる。
 このほか、『フルーツサルト(果物塩)』や、
『料理用ミネラル』『海の宝』『食用最適塩』などを、苦心の末に開発創成した
。 
藻塩液
人体の汗は、体中の毒や塩分、ミネラルを含みます。
この毒(尿素をど)は洗い落とす必要がある。
冷水マサツが流行したとき、
寒中にタオルをしぼって全身をマサツすると、
上記の成分が溶け体毒が再び体中に吸収され、
有毒作用するため冷水マサツをした人はやせて
意地がつよかった。
 しかし、手から出る汗ば健康人のばあい、
塩分とミネラルのみが出ており、
いぎこれから活動というとき、手に唾すると、
この塩分、ミネラルが体内に再吸収され活動する勇気と気力が出る、
昔は病む場所に手をあてると病気が治ったという、
いまでも手当という療法が残っている。
 私の研究開発した、藻塩成分を浸出し、
濃縮した液体に海水の酵素を加えたモシオ液を、
手に塗って指圧すると病人がメキメキ治るのは、いじょうの理由による。
指圧してあとで体が動かぬようにをるばあい、俗に揉み起こしと称していますが、
これは手から塩分やミネラルの出ない人から揉まれたとき、こんを反応が出る。
 ミネラル不足や、体のよわい人の掌からは、
馬尿のような臭気があると手相の本にある。
こんな人は、いずれ病気や不運に見舞われる。
モシオ滴を掌につけ、病人の背骨の両側を押すと、ふしぎに効果がある。
市販の電気アンマ器が指圧、アンマほど効果がないのは、
手とちがい塩分やミネラルがないためです。
 モシオ液を腰痛、神経痛をどの患部に塗り、そこを温めるか
電気アンマ器をかけると、驚くほどの効果がある。
足のヒキッリ、足の不快感、冷えや熱のあるばあい、
モシオ液を足の裏に塗ればたいへん効果がある。
肝臓病そのほか病気のとき、悪いところに塗るとよい。
糖尿病、腎臓病、血圧症をど医師から塩分を制限された病人は、
モシオ液を皮フから塗れば効果がある。
 藻塩を内服し、モシオ液を手足の裏に塗り正しい修行をすれば、
手から一種の電気が出る。
こんな人の手当はさらに効果的。
手足の冷たい人は、モシオ液を塗って指圧すれば温かくなる。
 体内に石灰(カルシウム)が沈着して起こす肩こり、
神経痛、関節炎そのほか筋肉がかたくなって起きる炎症などに、
モシオ液の塗布は有効。夜寝るまえに足の裏に塗って揉むと足が温まり、
軽くなって安眠でき健康増進に役立つ。

 丹田に塗ると精神爽快、デキモノ(腫物)は、早期に塗ればウマずに治る。
カゼの熱も胸に塗ると翌日はさがるといわれる。
 コップ半分の冷水に、モシオ液三滴ほど入れると即席のミネラル水ができる。
毎朝起床直後に、または日中に適宜飲むと健康によい。
また市販の醤油1.8八リットルに2dlシリットルほど入れると、健康醤油ができる。
味噌に入れても有効。
●海のミネラルに藻塩液添加で特効品出現
 石塚左玄先生は、ナトリウム塩とカリ塩の関係を説明し
塩分は筋肉をかため神経痛やかたい体をつくり、食塩中毒を起こす。
カリ塩は筋肉をやわらかくし、
血行をよくするカリ塩の人体摂取は、絶対に必要と説かれています。
カイゲンの特殊薬品部長の大道先生も、カリ療法を提唱している。
 幸い、藻塩は塩分の四倍の良質カリ塩やヨードを含んでおり、
私は『海のミネラル』にモシオ液五立方センチほどを入れたフロに入ってみると、
 ○浴後、体が温まるとともに、若いときのように体がやわらかくなる。
 ○体内へ『海のミネラル』がたやすく浸透する。  
 これは魚や肉を塩蔵するとき、純塩ではふしぎに塩分が肉中に浸透し難いが、
塩にカリ分を少量加えると、たやすく塩分が肉中に浸透し、
薄塩で肉類の保存ができることは業者の秘密になっている。
●慢性病ガンの原因はミネラルのない食塩が犯人である
 先般も東京で慢性病治療の大会が開かれた由ですが、
慢性病の根本は、
専売公社の健康法や医学を無視した海水中の医療物質を捨ててしまった
九九%の薬品のような塩化ソーダを食塩として市販、
この塩で醤油、漬物をつくり食うため起こる、と申しあげたい。
 現に『ガン』に対してアメリカは昨年
『日系人にガンが多いのは、醤油、漬物を食うためだ』と統計的を
見地より発表している。
 純塩ではミネラルがない、この塩でつくった醤油、漬物はガンを起こす。
これをアメリカ人は知らないが、
海水中より医療物質抽出の発想はアメリカ人の英知。
が、抽出はなかなか困難と考えられる。
昭和四五年二月二八日の東京工業新聞に、
アメリカでは海水中より医療物質抽出にけんめいー。の記事があった。
私は、原爆や人工衛星などで日本がおくれるのはやむを得をいが、
真の健康法や食物関係の研究について他国に負けるのは、
斯界の権威である石塚左玄、桜沢如一の両先生に対しあい済まぬ。
とくに米と塩−海水中の医療物質も『塩』のうちに入る、
と思えばアメリカにおくれては残念、息が詰まる思いが致しました。
が、私は幸いに一歩さきに海水中の医療物質抽出に成功しました。
 海水中の医療物質の構成−。
雨で洗われた地上のすべての鉱物液は海水中にある、
これらを微量要素またはミネラルと呼ぶ。
広島市の土本医博の提唱される海水のビタミン
私の発見による海水の酵素などが海水中にあると考えられる。
人類が求めるものは、ふつうの方法では抽出できないで、
しかも、人体に不可欠の右医療物質を指すものと考えられる。

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