カンナの球根をバトンリレーのようにして
日本各地に植栽し平和の意識と世界平和と希望を繋ぐ「絆」をつくる活動です。広島・東北の小学校から株分けしていただき北海道に植栽します。
1945年8月6日、世界で始めて核爆弾が広島に落とされました。瓦礫の焦土と化した大地には75年は花は咲かないだろうといわれていました。ところが、その焦土にたったひと月余りで咲いた花がありました。真っ赤なカンナの花です。放射能にも負けずにわずかひと月で芽を出し咲かせた花カンナ。しかも爆心地から820mというところに咲いたのです。人々は生きる力をもらったと思います。しかし60年の年月は人々の記憶からこの大切な真っ赤なカンナを忘れ去らせてしまいました。橘凛保はこのカンナのことを再びみんなに知って頂きたいと考えました。
〜〜〜〜カンナ・プロジェクトの大まかな経緯〜〜〜〜
『 希望をつなぐ真っ赤なカンナのリレー!』
世界中の人の心に平和と希望の花を咲かせましょう!
...
*2004年9月
橘凛保、初めて広島を訪れる。原爆資料館の悲惨な展示物に絶望感を抱いた橘が1枚の写真に救われた。
「 真っ赤なカンナ」だった。橘はお礼に「カンナの話を書こう」と思い取材始める。被爆者取材、カンナ咲いた場所調査など。
*2005年8月
創作浄瑠璃『広島に咲いた希望の花カンナ』広島で初演。
アンケートでカンナのことを誰も知らないことがわかり周知活動始まる。
*2005年8月〜
広島・東京・博多・神戸・京都・福島・四国・埼玉などで創作浄瑠璃の演奏会を展開
7作品のひとつとしてカンナも演じる。
*2006年〜
カンナの周知活動続ける
カンナの取材
写真を撮った人・カンナの色・1ヶ月で咲いた理由・カンナの咲いた820mの場所を探すなど
取材、調査展開 冊子執筆配布
*2007年9月
小学校でも公演・講演を始める。子どもたちがカンナの花を見たことがないことがわかる。
広島に雪が積もることを知り、雪にも強いカンナを探して須坂カンナ街道と出逢う。
*2007年10月〜
カンナ創作票瑠璃公演で周知活動を全国で展開
*2008年4月
広島の小学校9校でカンナ講演&植栽を展開。
「カンナ大使校」として、カンナを「平和と希望」の象徴として育てる「カンナ・プロジェクト(CP)」展開
*2009年4月〜
球根が4倍に増えることがわかり、「カンナで平和と希望の植栽リレー」始まる。
沖縄・長崎・東京・大阪・奄美大島計11校にバトンが繋がる。
新たに広島で14校をカンナ大使校に認定。
*2009年10月
兵庫県豊岡市立小坂小学校でカンナ公演・講演・植栽リレー
*2010年4月〜
カンナの植栽リレーと公演が広まり全国に広島で咲いたカンナがバトンされる。
カンナ大使校全国51校。
*2010年6月
モンサンミッシェルに「廿日市市と姉妹都市1周年記念式典」参加へのお話を頂く(自費渡航)。
モンサンミッシェルにバトンが繋がる。モンサンミッシェルのエリック市長もカンナ大使に認定。
子どもたちの想いを世界へ繋ぐ。
香港の日本語の教え子キャシー・ウオンさんがカンナ・P香港チームを結成。香港でもカンナが咲く。
スペインにもバトンを繋ぐ。
*2010年8月
鹿児島でカンナ講演&植栽リレー
*2010年12月
兵庫県豊岡市立小野小学校・城崎小学校でカンナ公演・講演・植栽リレー
*2010年12月
須坂市でカンナの公演・講演
*2011年3月11日
東日本大震災起きる
津波で流されたあとの光景が広島の原爆投下後の後継とだ重なる。
東北にも真っ赤なカンナが咲いたらきっと「生きる希望」を感じて頂けるかもしれないと思った
「東北カンナ・プロジェクト」を考える。
*2011年4月10日
東京武道館で東北避難者にお茶を点ててふるまう。熱いお茶は被災してから初めてと喜んで頂く事が出来た
*2011年4月28日
隠れ被災地(テレビで報道されない被災地)へもカンナリレー繋げる。
本当に被災地にカンナを植えることを申し出ていいのか迷っていたが、直接被災した方のお話を伺うと
「カンナを咲かせたい!」と言う声にたくさん出逢う。東北にリレーすることを決意する。
*2011年5月11日〜13日
「東北被災地カンナ・プロジェクト」に思い切って踏み出す。
きっかけは、津波から1ヶ月で咲いた水仙の球根を助けること。蒲生の佐藤さんを捜し、掘り起こす。
そのとき迷って飛び込んだ鶴巻小学校で、「カンナのような話を待っていた」と教頭先生にいわれ、バトンを繋ぐ。
石巻の避難所生活を送る皆様とカンナを植える。
山形県】赤湯温泉避難所でカンナ植栽リレー
*2011年5月14日〜18日
広島の子どもたちに東北のことを伝える。東北への想いを手紙に込めて、「東北カンナ・プロジェクト」が始まる。
橘の「志」が子どもたちの「志」になってくれた。
兵庫県豊岡修学旅行で広島本川小学校でカンナ掘り起こし植栽リレー
*2011年6月11日〜14日
「東北カンナ・プロジェクト」始動。広島の子どもたちが手紙をかいて球根を託してくれた。
石巻64校には一株ずつとなってしまいましたがバトンしました。大船渡2校、仙台3校、計69校にカンナはリレーされました。
広島から、ラジオ局と新聞社が取材に来る。広島からの想いが報道ということからも伝わる。
*2011年7月
石巻64校、大船渡2校、仙台3校、計69校にカンナはリレーされました。
子どもたちは広島の子どもたちの話と共に届けた球根から想いを馳せて
『広島は大丈夫ですか?今度なにかあったら僕たちが助けに行きます!」と言ってくれた。
互いに想いを馳せ合うことが平和を気づくことを実感する。
東北での報告を広島の小学校で講演する。
新たに広島で6校がカンナ大使校に加わる。カンナ大使校全国で126校となる。
*2011年8月1日〜5日
不思議なご縁を頂き、ヴァチカンローマ法皇様に東北被災地で咲いたカンナ を植えるお話を頂く(自費渡航)
子どもたちの寄せ書きとともに橘が特設バチカンにリレー。ヴァチカンラジオ・ローマテレビ・新聞で報道される。
鹿児島のカンナ大使校の先生が「志」を継いで、東北にカンナをリレーして下さる。
この鹿児島の先生の事例はカンナ・プロジェクトの目的でもあります。橘の「志」がみんなの「志」にを目指しています。
*2011年8月下旬
福島県二本松市を視察。
このご縁から、東京に避難してる福島の子どもたちと四谷のイ聖グナチオ教会でカンナを植える。
神父様が全面協力。
*2011年9月
「福島―東京こどもカンナサミット」を展開。
1泊で福島から親子を招いて東京のカンナ大使の子どもたち(東京武道館でお茶を点ててくれた子どもたち)と交流。
カンナについての意見交換も展開。
*2011年10月中旬
東北にバトンした校長先生から「ボランティアも減り、報道も減りました。東北が忘れられて行く感じがします」のメール届く。
心が痛む。「忘れてなんかいませんよ」とお伝えするも虚しさを覚える。
「花が咲くことを花笑みと言います。今度は人の笑顔を届けます。」と約束する。花の枯れた冬を越して頂く為に決意する。
*2011年10月20日
カンナの『花笑み』に替えて、人の笑顔を届ける「1000スマイル!忘れていません^^東北の皆さん」を始動。
3週間で1000スマイル突破。「カンナスマイル」と改名。
*2011年10月26日〜30日
須坂の中学校でカンナ講演 子どもたちから、福島の人たちにカンナをリレー。広野町仮設住宅や三春福祉施設、幼稚園で植える。
カンナ大使校は須坂の中学校も入れて全国127校。幼稚園1園。福祉施設3園(広島2園・福島1園)
仮設住宅数カ所(体育館から転居の為)にも植えられる
バチカンがご縁の広野町の仮設住宅では25株の花の咲いているカンナが植えられた。
*2011年12月5日〜7日
東北11カ所に印刷した1000スマイルと腹巻きとカイロ、洋服などを届ける。大槌町〜大船渡〜気仙沼大島〜石巻〜仙台
東北の人たちからもお礼のスマイルを頂く。
*2012年2月
東京で東北の報告会を開く。
仙台蒲生の水仙の佐藤さんに体験談を語るためご招待する。
チェルノブイリの甲状腺の研究者の先生が無償で講演を引き受けて下さる。
香港から316スマイル、70人分の寄せ書き届く
*2012年3月4日
石巻でカンナ・プロジェクトの講演を依頼されて行う。
全国、海外からの応援のカンナスマイルは2000人を越えた。これを印刷して届ける
*2012年3月中旬〜下旬
全国のカンナ大使校126校に卒業・入学のお祝いのFAXを送る
*2012年5月
広島に東北支援報告講演・カンナ植栽で各校まわる。兵庫県豊岡野小学校修学旅行でカンナ掘り起こし作業を行う。
2366カンナスマイル 『東北を忘れないためのスマイル』として続く。
*2012年6月上旬
広島のカンナ大使校から、カンナの球根を福島の会津若松5校(内熊町・大野は合併して大熊小学校となる)と保育園1園で講演・植栽。
*2012年6月中旬
北海道の旭川・北見3校に講演・植栽リレーされる。全国134校。
旭山動物園・福祉施設にもカンナリレーされる。幼稚園2園、福祉施設5園(広島2・福島1・旭川2)
カンナ・P北海道チームを結成。
*2012年8月6日
広島市立大州小学校児童4年生〜6年生120名、「広島子ども平和議会」での発表者10校のトップバッターとして選ばれる。
プレゼンテーションのテーマは「カンナ・プロジェクト」カンナの歌の合唱もしてくれました。
子どもたちと交流。平和式典参列。
*2012年8月8日
福岡県星野村に原爆の火、平和の灯を取材
石巻で出逢った佐賀のボランティアさんと同行する
*2012年8月9日
長崎平和祈念式典参列。長崎にリレーした、カンナ大使校精道小学校男子校・女子校訪問。子どもたちと会う。
カンナスマに参加
*2012年8月24〜26日
石巻市立大谷地小学校を広島青年会議所が招待。校長先生と児童7名が広島に行く。
橘もこの話を、両校の校長先生から聞き駆けつける。
カンナをバトンした己斐小学にて子供たちと交流会をする。カンナサミットに繋がる。
原爆資料館を見学し、カンナの写真を見る。平和資料館の理事長とも会う
広島青年会議所主催、ひろしま市民芸術祭2012に出演。宮島を見学し新幹線、飛行機、バスを乗り継いで帰る
*2012年9月
津波で失われた小さな命、柑奈ちゃん(当時1歳半)のお母様が、福島大熊小学校の新聞記事を見てお手紙を下さる。
カンナを咲かせたいとの申し出に出かける。植栽。
*2012年10月1日
カンナ・プロジェクトの「地球人の部活」発足。少しずつカンナ・プロジェクトに参加して実感して頂くことを始める。
*2012年11月
第1回「地球人の部活」須坂球根掘り起こし作業実施
*2012年12月4日〜6日
東北へ4000カンナスマイルを印刷して届ける
大船渡・気仙沼・石巻市内・鮎川・仙台十カ所に届ける
64校分を預ける
*2012年12月22日
福島県広野町仮設住宅カンナ・プロジェクトお餅つき大会
笛吹き市に避難している、避難者の方とのコラボレーション
*2013年1月〜3月
NYから111人のカンナスマイルが届く
1×5000<5000×1の法則を編み出す
*2013年3月
バリカンナ・プロジェクト ホテル、日本語補習学校などにバトン
*2013年4月10日
ベトナムにカンナをリレー(自費渡航) 国連ハノイ国際学校66カ国400人に講演
カンナスマイルに参加して下さる。 5000カンナスマイルを越える。
*2013年4月23日
福島のカンナリレー校に5000カンナスマイルを届ける
*2013年4月26日
須坂カンナ球根掘り起こし
市長表敬訪問 ベトナムカンナリレー報告
*2013年5月14日~17日
広島でカンナリレー
報告 安田・己斐・大州・荒神町・上温品・戸坂・本川小学校・特別支援学校
講演 井口小・段原小・古田中
講演&掘り起こし・資料館説明 兵庫県豊岡市立小坂小・小野小学校
表敬訪問 平和文化センター理事長
広島市教育委員会学校教育部 部長が個人的にカンナを咲かせて下さり、特別支援学校にリレーして下さったお礼
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カンナはたくさんの人々に感動や生きる勇気と希望、元気をくれています。カンナから元気をもらった人は誰かにその元気をリレーします。現在、5411カンナスマイル。カンナ大使校は134校。カンナ大使(大人登録者)は200名。
カンナのバトンは人と人を繋ぎます。そんな人たちがお互いに想いを馳せ合うことが平和を築くはじめの一歩です。
カンナがこれからもたくさんの人たちに元気や勇気や希望をあげられるように、橘凛保は頑張ります。