医学界は、"本態性高血圧" 即ち「犯人不明」と言いながら「塩を犯人扱い」しています。塩が血圧を上げるといいますが、低血圧の人は上がりません。「塩を食べて低血圧の人がこれだけ上がったから高血圧の人は塩を食べないようにして下さい」と言うのも聞きません。今の日本には、低血圧で朝が起きにくくて困っている女性が大勢いるのに、低血圧の人へ「塩を飲め、食べよ」と勧めないのは何故でしょうか。塩で血圧が即上がれほ低血圧の人には安くて簡単、大福音です。夕食に、喉が渇くほど塩を効かせても翌朝血圧が上がったなど聞いたことがありません。食事はおいしいのが御馳走、後で喉が渇くほど塩が効いているからおいしいのです。卵を固める火は必ずバターを溶かします、バターを溶かさない火は卵を固めることができないのに、高血圧に上げても低血圧には無力とは矛盾していませんか? 子供でも納得しない理屈です。この一事を見ても西洋内科医学に頼りにならない部分が多いことは明白でしょう。昔、製鉄所の溶鉱炉で働く銑鉄工、造船所の溶接工、蒸気機関車の機関士など職業柄汗をかく人には、仕事中は塩をなめ水を飲みながらでなげれば体が保たなかった事実があります。この人たちが職業病で高血圧になった話は聞いたことがありません。高血圧や脳卒中は下半身の筋力の低下、筋肉量の減少のために上半身に血液が集まり過ぎる為に、起きるとも言われています。減塩で血圧が下がるとすれば、心臓が弱まるからです。心臓を弱らせば血圧は簡単に下がります。
@敗戦後の占領時代、GHQのDrダールが東北地方と九州地方を選んで食塩消費量と高血圧の関係を調査して、「高血圧は塩のとりすぎが原因」と発表したのが騒動の始まりです。当時は天皇陛下より偉いGHQの言うこと、戦勝国アメリカの医学はペニシリソとDDTが劇的に効いたので完全に信用されたから、誰も疑いもしないし反約もしませんでした。医者のカルテもドイツ語から英語に変えました。今では「あの調査方法は全く幼稚であった、数字は信用出来ない」と分かっているのに金科玉条にしているのが厚生省と医師会です。
ADrメーネリーの実験。
10匹のネズミを六ケ月間小さい箱にほうり込み、人間であれば一日500gぐらいにも匹敵するほどの塩を食べさせ、飲み水に1%の塩水を飲まし続けたら、4匹だけが血圧が上がったと言うものです。あとの6匹はどうしても上がらなかった。それにしてもよく死ななかったものです。少ない4匹の方をとりあげて、血圧の上がらなかった6匹の方を無視しています。これが科学者の正しい態度でしょうか? たった4匹のラットに、世界、特にアメリカと日本が振り回されて、その後アメリカは目覚めたのに日本は未だ目覚めていません。ネズミは寿命が短く、無制限の広さの暗い場所で行動するのが習性です。それを狭い明るい箱(籠)に閉じ込めるだげでもストレスが原因になって血圧も上がるでしょう。しかも汗をかかない動物が汗をかく人間の参考になるのでしょうか。長期的な効果や副作用は人間と同じではないでしょう。動物実験の限界でしょう。人でも、ちょっと緊張するだげで上の20〜30ぐらいはすぐ上がります。病院へ行って白衣を見ただけで上がることは良く知られています。アメリカでは既に1980年頃から減塩説に疑問反省が出され、減塩については反省期さえ終わりつつあるようです。1983年二月にはニューヨークのDrジョソニフルフが「減塩の効果はなかった、塩を与えよ、塩は決して悪者ではない。大衆に対して食塩を減らせと言うことは何ら科学的根拠に基づいていない、健康な人に対して高血圧を予防するために減塩を強制するのは誤りである」と警告しています。アメリカという国は禁酒法をつくるぐらい非常識なことにも過激に突っ走るけれど、悪いと分かればすぐ引っ込める復元力がありますが、日本は反対意見が出しにくい環境で、死人の洪水が起きて被害者が団体で訴訟を起こさない限り、専門家の方からは決して改めようとしません。指導した官も民も誰も責任をとらなくてもよい日本万歳!
しかし、厚生省の間違った、怠慢な指導で古くはカネミ油症〜-スモソ〜水俣病〜エィズ・HIVから0−157訴訟など、役所の指導・許可のもとに営業する病院の医療ミスや、大企業が引き起こす公害訴訟、製造物責任で、敗訴や多額の和解金が支払われていることは不気味です。御用学者、監督官庁の役人の民間業者との癒着、指導の間違いの責任による損害賠償はとても払い切れるものではありません。汚職とともに、役に立たないどころか有害な仕事をして国費を無駄遣いしています、国民の受げた苦難は如何ばかりであったでしょう。これは犯罪です。被害者になってから裁判を起こしますか、それで救われますか?
間に合いますか? 遅すぎませんか? HIV〜岡光序治事務次官の汚職など失点続きの厚生省はここで国民のためになることをしないなら廃省しましょう。こんな出来もしないことに調査からキャソペーソまで国家予算を使うのは国費の無駄遣い以外の何ものでもありません。信用出来ない数字を一人歩きさせてこれでもうけるシステムが出来ているから汚職が起きるのです。厚生省と国民の健康はトレードオフの関係だから「病人は医者のお客さん。全国民が健康になれば薬メーカ、医者は失業し厚生省も用がなくなってしまうから、お客さんの減るような事しますかいな」と言う人がいます。厚生省の仕事は国民の健康を保つことですが、力を入れるそぶりはしても効き目のあることはしません。
おとなしくなりすぎる |
暴れる囚人に塩抜きの食事を与えると、おとなしくなるそうです。このまま減塩運動がすすめば、日本中の人が元気のないやる気のない状態になってしまいます。戦場で戦った兵士は、常に塩袋を持っていたと言われています。塩不足は、長い人生における自分自身との戦いに勝つこともできなくなってしまうでしょう。 |
アレルギーの増加 |
正しい塩分が血液中に含まれている中庸体質の人に、HIVは感染しません。陰性化した血液にHIVが感染するのです。エイズ患者に、いかに適塩が大切か分かります。 |
ガンや奇形の増加 |
東洋医学的には、大腸は皮膚、のど、鼻などと気が流れる経絡という通 路で繋がっています。大腸が腐敗状態にあると、皮膚病、喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギーが現れます。腐敗ということは悪い菌が増えることです。たとえば漬け物を造る時に、塩が不足した場合は、漬け物が腐ります。これは塩不足によって悪玉菌(腐敗菌)が殖えたためです。同様に、私たちの食生活で塩不足になると大腸菌がいつも腐敗状態でアレルギーになりやすい体質になることが分かります。アレルギーの予防、改善にもまず適塩が大切なのです。 |
病原菌に弱くなる |
塩不足の漬け物はすぐ腐るように、人間の細胞も減塩では腐りやすい体、すなわち病原菌に犯されやすい体となる。お風呂に入ると、汗とともに塩分が失われます。その後に、梅しょう番茶を一杯飲んで塩分を補給しておくと湯冷めして風邪をひく心配がないという昔からの知恵は本当にすばらしいものであります。ボケ、思考能力低下、痴呆症なども減塩するとなりやすいと考えられます。 |
血液中のナトリウム濃度は腎臓によって何時も一定に維持されている。これをナトリウム・ホメオスタシス(恒常性)と称する。この働きによりナトリウム(塩)摂取量が変化しても血液中のナトリウム濃度は変わらず、塩欲求を起すことはない。 しかしラットでは、妊娠すると塩欲求が起こり、塩を探すようになる。授乳中のラットには4日間塩を与えないと、著しく塩摂取量を増加させた。妊娠中の胎児の成長や授乳中の新生児の代謝で要求される増加に対応した現象である。約50年前に妊娠初期の婦人に及ぼす高塩食と低塩食の影響を調べた。高塩食では妊娠中の浮腫、妊娠中毒症、出血事故、周産期死亡(妊娠22週以後の死産から出生後満7日未満までの死亡)などの低下を示した。低塩食では妊婦の血圧を増加させることも観察された。したがって、妊娠中の塩摂取量低下には注意すべきで、特に妊娠に伴って悪化する高血圧の危険性には気を付ける。妊婦では減塩がメリットになる証拠はない。
生殖における減塩の影響
交尾行動やほ乳動物の生理状態に電解質バランスは影響を及ぼす。牛の受精率変動の50%以上は塩摂取量を含めた栄養因子で説明される。ナトリウム欠乏に付随した過剰のカリウム摂取量は異常な発情周期、子宮内膜炎、小胞状嚢腫などによって受精率を低下させる。豚ではナトリウム摂取量の低下は胎児の体重を低下させ、1生殖周期以上も続くと出産数が減る。離乳から発情までの平均的な期間が2倍になり、多くの豚が上手く交尾できない。動物では自然な塩摂取量と必要に応じた塩摂取量の両方が生理的、遺伝的因子によって決められる。それらの因子は特別な塩嗜好を生じさせる。多くの種で低塩食と体内ナトリウム蓄積の欠乏は塩嗜好を刺激する。塩摂取量が少ないとナトリウムを要求する風味に対する抹消と中枢味覚神経の応答が鈍くなる。その結果、ラットは通常避けるような塩辛い餌を大量に食べる。また発育初期のナトリウム欠乏は成長してからの塩欲求を引き起こす。低塩摂取量は性交不能を含めて無気力や疲労によって特徴付けられる慢性疲労症候群の原因とみなされている。具体的には集中力、注意力、記憶力などの障害や性欲減退、起立性低血圧が生じる。
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結論として、減塩は出産、妊娠、授乳に大きな影響を及ぼす。食事による神経生理学的機構の変化は古代ギリシャ人によって既に推定されていた。生殖に関与しているいくつかのホルモンは塩欲求を引き起こすらしい。性的機能の変化は高血圧管理の厳しい減塩と関係した潜在的な問題として知られている。塩摂取量が極端に少ない狩猟採取生活者の出生率は低く、寿命は短い。最適塩摂取量を考えるとき、古代ギリシャ神話の塩に起因する出産や性欲の喚起力に及ぼす塩辛い海の泡の強力な影響について忘れてはならないし、生殖能力や性交に対してはナトリウムが十分にある状態が大きく寄与していることを忘れないように、と結んでいる。